活発な前線の影響で熊本県では線状降水帯が発生するなど雨が降り続き、記録的な大雨となりました。夕方以降は鹿児島県でも猛烈な雨が降り、土砂災害や川の氾濫の危険性が高まっています。

前線は4日にかけて九州南部に停滞し、4日午前中にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、自治体からの避難の情報に注意し安全を確保するようにしてください。


九州では先月29日から雨が断続的に降り、3日午後5時までの雨量は
▽熊本県南阿蘇村で681.5ミリ、
▽鹿児島県伊佐市大口で570.5ミリ、
▽大分県由布市では554.5ミリ、
▽佐賀県鳥栖市で517.5ミリに達する記録的な大雨となっています。

これまでの雨で鹿児島県と宮崎県では土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

福岡県と鹿児島県では、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。

前線はこのあともゆっくりと南下を続け、4日にかけて九州南部に停滞する見込みで、4日の昼前にかけて局地的に雷を伴って猛烈な雨や非常に激しい雨が降るおそれがあります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230703/k10014116481000.html