ゲーム販売プラットフォーム・Steamの調べにより、Linuxユーザーの約67%がAMD製CPUを採用していることがわかりました。また、Windowsユーザーの間ではIntelが根強く支持されていることも判明しています。
Linux関連情報を専門とするニュースサイトのPhoronixによると、AMDのCPUであるRyzenシリーズがLinuxユーザーの間で人気を高めているもうひとつの理由は、AMDがオープンソースドライバの開発を通じて構築してきたLinuxコミュニティとの良好な関係であるとのこと。
Linux市場でのAMD製CPUのシェア率は、2017年の時点ではわずか18%でしたが、それから5年後の2022年6月には45%と、Intelの54%に迫る勢いを見せていました。そして、2023年初頭に55%を記録して逆転しIntelをトップの座から引きずり下ろしました。
対照的に、IntelはWindows市場では圧倒的な優勢を保っており、過去5カ月間を通じてシェア率7割前後をキープしています。
PhoronixはLinux市場でのAMDの勝因を「Steam Deckに加え、AMDのオープンソースドライバに関する取り組みや、AMDが過去2年間にLinuxクライアントとしてのRyzenの開発を拡大したこと、オープンソースのファームウェア・OpenSILへの取り組みなどが、Linuxを使うゲーマー顧客層を取り込む上で功を奏しているようです」と分析しました。
https://gigazine.net/news/20230703-amd-cpu-linux/