新たな研究により、ビッグバン後の時間の流れは、「時間の遅れ(Time Dilation)」として知られる現象により、現在よりも5倍遅いことが確認された。

100年前、有名な理論家Albert Einsteinは、ビッグバンに近づけば近づくほど時間の流れは確かに遅くなると予言していた。しかし、クエーサーを “時計”として使ったオーストラリアの研究者たちによる最新の発見は、Einsteinが正しかったことを決定的に証明する初めてのものとなった。

「宇宙が誕生してまだ10億年余りの頃を振り返ってみると、時間は5倍も遅く流れているように見えるのです」と、研究の主執筆者であるシドニー大学物理学部およびシドニー天文学研究所のGeraint Lewis教授は、新発見を発表したプレスリリースの中で述べている。

https://texal.jp/2023/07/04/it-has-been-confirmed-that-time-moved-five-times-slower-in-the-early-universe-than-it-does-now/