身体拘束「なぜ心が痛むの?」「地域で見守る?あんた、できんの?」精神科病院協会・山崎学会長に直撃したら…

日本精神科病院協会(日精協)の山崎学会長(82)はどうとらえているのか。
「こちら特報部」の単独インタビューに応じた山崎氏の言葉を詳報する。(木原育子)

「増えた増えたって言うけれど、厚労省が発表しているのは数だけ。
病名や性別、年齢も発表していないから、具体的にどういう疾患で拘束が増えたか何もわからないの」

年齢や性別、疾患はこの場合、関係ないのでは。

「関係なくないよ」

どんな疾患でも、拘束されたことに変わりはない。

「中身の分析がなければ数字に意味がないって言っているの。拘束の数だけ発表してるのって変。分析できないのに答えられない」

そうでしょうか。

「精神科病院より一般医療での拘束の方がはるかに多い。知らない? 
厚労省の班研究で施設内拘束って6万件あるんだぜ。そっちの拘束をなんで騒がないの?」(軽く机をたたく)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/261541
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