救急車が脱輪し６分遅れ、女児死亡と「因果関係なし」…心肺停止状態で搬送
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大阪府の岸和田市消防本部の救急車が心肺停止状態の女児（８か月）を救急搬送する際、脱輪して病院への到着が６分遅れた問題で、同消防本部は６日、搬送先の病院から搬送遅れと女児の死亡について「因果関係はない」との回答があったと発表した。
救急車は２日未明、「娘が呼吸をしていない」との父親からの１１９番で出動し、現場到着してから３分で女児を乗せて出発。その直後に右後輪が側溝に落ちたため、同時に出動していた消防車に乗せ替えて搬送したが、病院への到着が６分遅れたという。
同消防本部は、搬送先の病院に遅延と女児の死亡の因果関係について問い合わせていた。病院側からは、女児の血液を分析した結果などから、脱輪せずに病院に到着していても、心拍再開の可能性は非常に低かった、との見解を伝えられたという。同市消防本部は「事故の事実を重く受け止め、脱輪の原因調査や運転に関する再講習を行っていく」などとしている。
