約8割が「出社が増えて、ストレスも増えた」 大企業で働く人に聞いた

 コロナ禍で普及したリモートワーク。一方で、新型コロナの5類移行後に出社が増えた企業に所属する人の75.3%は「出社に意義を感じている(とても+やや)」ことが、oVice(石川県七尾市)の調査で分かった。

 「意義を感じていない(あまり+まったく)」は23.8%で、意義を感じている人と感じていない人の割合に約3倍の差があった。

 出社が増えたことで、仕事へのストレスは増えた人は78.0%(非常に+やや)。また、出社が増えても業務の生産性が上がっていない人は66.1%(変わらない+やや下がった+とても下がった)もいた。

 理想の出社頻度を聞くと、最も多かったのは「週1日出社」(27.5%)。以下「週2日出社」(22.9%)、「週3日出社」(16.5%)、「月1~2回出社」(11.9%)が続いた。ちなみに「フルリモート」と答えたのは6.4%。

 出社を週の半分以下におさえたい人は約7割。oViceでは「出社の意義を感じつつも、ストレスが多いため頻度は少なくしたいという意識が分かった」とコメントしている。


出社とリモートワークの環境で

 出社とリモートワークが混在する環境で生じている問題を聞くと、最も多かったのは「連携が必要な社員と出社のタイミングが合わない」(45.9%)。次いで「オンライン会議を行うための、個別に隔離されたスペースがない(足りない)」(37.6%)、「フリーアドレスなどの導入で誰がどこにいるか分からない」(36.7%)、「出社時とリモート時で情報量に差が出る」(30.3%)が続いた。

 インターネットによる調査で、対象は5月8日の新型コロナウイルスの5類移行後に出社が増えた大企業(従業員数1000人以上)に所属するハイブリッドワーカー109人。調査期間は6月12~13日。
https://news.yahoo.co.jp/articles/03b9a28eb6db1dc0280423c929473b6c5e7f4537