※2023/7/11 06:00
毎日新聞

 「ホースを巻くことだけがうまくなる」「また夫婦げんかに」――。消防団が消火活動の技術を競う「消防操法大会」を巡り、団員やその家族から不満が噴出している。各地で廃止や見直しを求める声が絶えず、団員の確保にも支障をきたしているというのだ。実情を探った。

 消防団員はふだん他の仕事をしながら、地域で火災や地震などが発生した場合、現場へ駆け付ける。常勤の消防士とは異なり、非常勤の地方公務員だ。

 消防操法大会ではホースによる放水や、ポンプ車との接続のスピード、正確さなどを競う。実施要領でホースや金具の持ち方、団員の動きなどが細かく定められ、会場ではこんなかけ声が響く。「放水始め!」「よし!」

 男性が対象の「全国消防操法大会」、女性が対象の「全国女性消防操法大会」が隔年で開催されるほか、都道府県や市町村などの単位でも大会が開かれている。

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https://mainichi.jp/articles/20230709/k00/00m/040/073000c