「日本病」を恐れはじめた中国 足踏みする消費、不動産不況も抱え

https://www.asahi.com/articles/ASR7K5JMTR7KULFA004.html

 中国の経済回復が足踏みを続けている。終わらない不動産不況、需要不足に悩む企業、先行きへの不安から財布のひもを締める人々――。

バブル経済から停滞期に入り、デフレが続いた日本と同じ道をたどっているのではないか、との不安の声が出始めている。

中国の実質GDP、4〜6月期は6.3%増 ロックダウンの反動で

 中国南部の広東省仏山市順徳区。家具メーカーの集積地として国内最大級の規模を誇る。中国メディアによると、製造元や販売、貿易など関連企業数は3万を超える。

 販売店が集まる地域を訪ねると、個人向けや店舗向けなど顧客ごとに分かれた大型店が道路沿いに並んでいた。小型店舗もビルの中にひしめき合う。
「家具はご飯とは違う」

 家具業界はいま、「消費意欲の減退」と「不動産不況」という中国経済の問題を同時に抱えている。

 「この業界に十数年いるけれ…