朝日新聞には長らくジャニーズを取材してきたベテラン女性記者が複数いる。その一人が最近、こんな発言をしていたという。

「ジャニーさんのことを、(所属タレントは)みんな慕っていたのよ」
「告発している子は名声目当て。信用できない」

ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害問題について、BBCや週刊文春の報道に続いて、ジャニーズJr.だったカウアン・オカモト氏が外国人記者クラブで会見したことで、これまで黙殺してきたテレビ・新聞などの既存メディアも重い腰をあげた。そして、その報道が加熱していたときのことだった。

この記者は2017年1月23日付夕刊、24日付朝刊の2日に渡って、同僚記者と連名で、ジャニー氏へのインタビュー記事を執筆している。

「ショーに託す、平和の願い ジャニーズ事務所・ジャニー喜多川社長に聞く」「我が子ように育てる ジャニー喜多川社長に聞く」とそれぞれ題した記事である。

前者は、ジャニー氏が作・構成・演出を手がけた舞台を紹介する。少年時代に大空襲にあった戦争体験に触れながら、「昔を生きているからこそ、平和の尊さがわかっている」とのジャニー氏の言葉を明かす。

気になるのは、「子どもたちへの温かい視点も当時からあった」とジャニー氏のタレントとの接し方を絶賛していることだ。

https://slownews.com/n/n5e63f062b061#f72e474a-b30a-4479-aaa0-012e801f4f4c