安倍晋三元首相、山口で納骨 銃撃から1年あまり 偲ぶ会に300人
2022年7月に銃撃され、亡くなった安倍晋三元首相の遺骨が23日午前、山口県長門市油谷蔵小田の安倍家の墓所に納骨された。
事件から1年余りが過ぎてあった納骨式には、妻の昭恵さんや支援者ら約120人が参列した。午後には油谷文化会館「ラポールゆや」で、市民らにも参加を呼びかけた偲（しの）ぶ会があり、約300人が献花などをして追悼した。
偲ぶ会では、発起人を代表し、安倍氏の地盤を継いだ吉田真次衆院議員が「今日からこの長門の地で、私たちや日本のことを末永く見守ってくださると思う」とあいさつ。安倍氏と親交があった文芸評論家の小川榮太郎さんが、安倍氏の遺影に向かってお別れの言葉を述べた。また「次世代からの追悼」とし、若者たちが安倍氏への思いを語る動画が上映され、昭恵さんは「主人は吉田松陰先生を尊敬していた。松陰先生の思いが門下生によって後世に残ったように、多くの若者たちが主人の志を継いでいく決意を語ってくださったことをありがたく思う」と感謝の言葉を述べた。
広島市から来た会社役員、横山雄猛（のりたけ）さん（23）は「日本を引っ張った偉大なリーダーだった。地元の人からもこれほど愛されていたと知り、感動した」と感慨深げに語った。
https://mainichi.jp/articles/20230723/k00/00m/040/212000c
