1カ月60時間超の残業で割り増し50％は本当か、そわそわするプログラマー

Q．ソフトハウスでプログラマーをしています。残業は多いですが、小遣いが増えるので苦ではありません。他社のエンジニアから、4月から60時間を超える残業手当は50％アップになると聞きました。そこで本当かどうか、4月の給与明細書に計上されている残業時間を確認したところ、70時間の残業をしていました。ですが、60時間を超える10時間が50％アップになっていません。当社はおかしいのでしょうか。

大企業は、2010年の労働基準法の改正により1カ月60時間を超える時間外労働について既に50％の割り増しで支払っています。中小企業は法令の適用を猶予されていましたが、2023年4月から大企業と同じになりました。

残業手当は、勤怠データを月末締めで集計して、翌月の給与で支払います。つまり残業手当は翌月払いになります。例えば、月末締めの翌月25日払いの給与支給といった形です。質問者が確認したという4月の給与明細書に印字されている残業手当は、当月ではなく、3月の残業時間のはずです。

1カ月60時間を超える時間外労働50％の割り増しは、2023年4月の残業時間より適用されますので、5月の給与明細書で確認してください。質問者の会社がおかしいわけではありません。

https://active.nikkeibp.co.jp/atcl/act/19/00126/060900171/