https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/625666

ガソリン高騰でも燃費を下げられる カギは“空気循環”と車内扇風機

ガソリン価格の高騰が続くなか気になるのはやっぱり節約方法。燃費のいいドライブ術ですよね。夏こそ使いたい、エコドライブのポイントをプロに聞きました。キーワードは「空気の循環」です。
連日の猛暑。車での移動に欠かせないエアコンですが燃費への影響はー。
JAF富山支部 林宏二さん:「夏場で燃費に影響するのがエアコンの使用。これだと思います。(燃費は)およそ10%ぐらいは悪くなるんじゃないかと思っています」
ガソリン価格は今週も値上がり。なるべく燃費を下げずにエアコンを使うにはどうすればいいのでしょうか。
ポイントは空気の循環、でもどうやって…
JAF富山支部 林宏二さん:「新鮮な空気を取り入れて熱気を出してやるというのを最初やります。それから今度はエアコンが冷えてきたら中で冷たい空気を循環させてやって今度は中の方を冷やしてやると」
記者:「車内の温度は43.8℃です。温度をいち早く下げる方法で実際に運転したいと思います」
まずはエアコンを外気モードにして設定温度は一番低く。そしてすべての窓を全開にして出発します。これは車内にたまった熱い空気を外に追い出すためです。
窓を開けたまま2分間走行。そのあと、窓を閉めエアコンを内気循環モードに切り替えます。内気循環モードにしてから3分後。
記者:「涼しいですね。早い。冷えるのが」
熱気がなくなったら設定温度を適度に調整。早く車内を冷やすことで燃費をおさえることにつながるといいます。このように夏のエコドライブのポイントは「空気の循環」です。
扇風機とクーラーを併用して使う…
こちらのカー用品店では夏の快適グッズの定番、サンシェードの売れ行きが好調な中、人気急上昇中なのがこの小型扇風機です。
スーパーオートバックス富山南 山崎柾さん:「車の中に風が回るのでクーラーをつけてる方でも涼しい風が回ってくる速度が変わってきますのでクーラーだけ使うよりも扇風機とクーラーを併用して使う方が車内温度を早く涼しくすることができる」
クーラーの温度を低くしなくても扇風機の風で車内全体に空気を循環させることができるため、ファミリーカーや、大型車を運転するドライバーたちからの需要が増えているといいます。
スーパーオートバックス富山南 山崎柾さん:「燃料費高いから我慢して車に乗るとか窓を開けてその風だけでとかそれでやってると知らず知らずのうちに汗をかいて脱水症状に陥ったりするので車内を快適にして乗っていただくというのが願いではありますかね」
空気が入れかわらない停車中の車内では…。20分あまりで10℃近く上昇しました。
JAF富山支部 林宏二さん:「エコドライブも大事なところになってくるんですけども、まずはご自分の体を大事にしていただいて、同乗者がいる場合は必ず車の中に残さないようにお願いしたいと思います。本当に死に至るケースもあるので十分にお気をつけ頂きたいと思います」
ガソリン価格の高騰が続くことしの夏。エアコンや対策グッズを上手に使い安全で快適なドライブを楽しみましょう。
VTRで紹介した空気の入れ換えのほか、エコドライブのポイントをまとめました。
▼車を発進させる場合はゆっくりとアクセルを踏んで車を発進させるこれにより車種にもよりますが10%程度の燃費が改善されます。
▼タイヤの空気圧を適正な値に調整する空気圧不足ではひどければ4%燃費が悪化するといいます。
▼車の中にいらないものを積まない100キロあたり3%燃費が悪化するといわれます。