世界的名将が揃って日本の〝酷暑〟に不満を示し、今後は欧州クラブのツアーが激減する可能性もありそうだ。
昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制覇したマンチェスター・シティー(イングランド)とドイツの名門バイエルン・ミュンヘンの親善試合が26日に国立競技場で開催された。
試合はマンチェスターCが2―1で競り勝ち、新国立でサッカーの試合として最多となる6万5049人の観客数を記録するなど大盛況。だがその一方で、今後に向けて大きな不安も残した。
試合後の会見でBミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督は、日本でのツアーについて「私たちはこういうチャンスを利用するしかない」と理解を示しつつも「暑いし、時差もある。この状況は、トレーニングという意味では理想的ではない。また、体のことを考えても、肉体的に準備を整えるという意味でも、これは理想的ではない」。コンディションの維持が困難だと強調した。
日本は特有の高湿度に加えて、近年は異常な気温上昇が続いており、この日試合が開催された東京都心では今年最高の37・7度を記録。マンチェスターCのジョゼップ・グアルディオラ監督も「自分が若い時には、こういう状況にブツブツ文句を言ってトレーニングができないと言っていたと思う」と不満をぶっちゃけた。
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