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LGBT広告、同一人物を起用したのに…ナイキは支持され、ビール会社は売り上げ激減の理由

と、バドライトの売り上げはそれ以来低迷し、5月20日までの週の販売量は前年同期と比べて29.5%減少したという。

 バドライトが中止を発表した後、同じように保守派から攻撃を受けていた小売業のターゲットも、一部の店舗からプライド商品の一部を撤去することを明らかにした。その中には性別適合手術を受けていないトランス女性が着用するタックデザインの水着、LGBTのシンボルであるレインボーをモチーフにしたアイテム、「Love is Love」とプリントされたTシャツなどが含まれていたという。

 ターゲットは撤去の理由として、「一部の商品が床に投げ捨てられるケースが増え、店で働く人たちの安全と心身の健康を損なうような脅迫や迷惑脅威があったため」と説明した。

 このようにプライド関連の企画や催しを中止する企業が相次ぐ一方で、批判や攻撃を受けてもそれに立ち向かい、キャンペーンを続ける企業もあった。両者の違いはどこにあるのか、そして、それはそれぞれの企業の評判や業績、さらにLGBTコミュニティーにどんな影響をもたらしたのか。