米軍の内部情報を含むメールが長年、西アフリカのマリに誤送信されてきたと報じられ、米国防総省もこの事実を認めた。米軍メールアドレスのドメイン(ネット上の住所)の末尾「mil」がマリの「ml」と似ており、宛先の単純な入力ミスが原因だ。同省は、機密情報は含まれておらず、対策強化に努めているとしているが、その数は過去10年で推定数百万通とされ、誤送信は現在も止まっていない。しかも、マリの暫定政権はロシアと関係が深く、露民間軍事会社ワグネルがアフリカでの活動拠点を置いている。米軍の情報管理のあり方に厳しい目が向けられている。

https://www.sankei.com/article/20230809-SRVOFWG3YZKUHJ2T5MFAIPOQZ4/