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1945年8月6日、広島に原爆が投下されてから、今日でその記念日を迎えます。
残念ながら、原爆とその使用理由について私たちが教えられてきたことのほとんどは、ウソと米国のプロパガンダの産物であることを思い知らされます。
標準的な説明では、日本は長く血なまぐさい太平洋の戦いの後、さらに連合国軍の本土上陸により100万人以上の連合国軍兵士と1000万人以上の日本人が死ぬことになる中でも、第2次世界大戦での降伏を拒否し続けた、とされています。
この論法では、2つの都市で数十万の無実の市民を虐殺することが、何百万人もの命を救い、日本に降伏を選択させた、とされています。
しかし実際には、日本は1945年5月末頃から、天皇のある程度の法的保護を条件とする以外は事実上無条件の降伏を米国に打診していました。
さらに、日本は戦争を長期間継続する状況にはありませんでした。なぜなら、米国の石油禁輸により、日本は燃料や資源を完全に絶たれていたからです。
1945年7月末までに、日本海軍はすべての大規模な軍事作戦を停止していました。
米国の最高位の将軍の中には、原爆投下を倫理的に疑問視し、戦略的にも疑問を呈する者がいました。当時から使用に強く反対し、民間の上司に決して使用しないよう強く促した人もいます。
例えば、欧州連合軍最高司令官ドワイト・アイゼンハワーは、戦争長官ヘンリー・スティムソンに再考を促し、「日本はすでに敗北しており、原爆使用は完全に不要だ」と信じ、
また「我が国はこの武器使用により、世界の世論を衝撃すべきではない」とも考えました。アイゼンハワーは「日本はその時点で、『面子』を最小限に済ませて降伏する方法を探していると信じていた」と書いています。
在勤最高位のWilliam Leahy提督も同様に、「広島と長崎でのこの野蛮な兵器の使用は、日本との戦争に何の実質的な助けにもならなかった。
日本は効果的な海上封鎖と通常兵器による成功した爆撃のために、すでに敗北して降伏する用意ができていた」と書いています。
太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツも、同様の理由で「原爆は日本との戦争に何の実質的な助けにもならなかった」と主張しています。
南西太平洋連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは、原爆投下に「軍事的正当化は全くない」とし、「日本は原爆が投下されなくても降伏していただろう」とも述べています。
ウィリアム・ハルゼー提督は、「市民への原爆使用は、道義的に弁護の余地がない」と強く主張しています。
しかし米政府は違った判断を下し、22万5千人以上の無実の市民が、世界未曾有の惨状で死に至りました。原爆2発の主目的は、米軍力をソ連の眼前で示すことのようです。
その結果、コストのかかる軍拡競争と軍産複合体の誕生、冷戦そのものを招きました。
アメリカ国民は、今もその代償を払い続けています。
私たちは、原爆が何百万人もの命を救った、さもなければ日本は決して降伏しなかった、正当化できるなどとは受け入れません。これらはすべて、米政府による市民への大量虐殺を正当化するための神話です。
広島と長崎でのこの惨事の真実を暴露するのは、市民を大量虐殺の対象とすることは決して道義的ではないと信じるからです。
さらに、これらの恐ろしい出来事を想起することで、二度と繰り返されることがないよう説得したいと考えているからです。
人類が繁栄するためには、ロシア、中国その他の核保有国との瀬戸際外交はありえません。
人類が繁栄するためには、核の冬はありえません。
人類が繁栄するためには、二度と広島、長崎のような惨事が起こってはなりません。
