「正直ほとんど誰も乗ってない」JR久留里線で続く巨額赤字…県・市と検討会議

JR久留里線のうち、千葉県君津市内にある久留里―上総亀山の区間について、県と市、JR東日本千葉支社は11日、代替の交通手段のあり方などを話し合う検討会議の初会合を開いた。この区間は巨額の赤字が続いており、バス転換などを含めた協議が本格化する。ただ、沿線では「地域の足」の存続を求める署名活動も進んでおり、JR東は「存続、廃線を含め、一切の前提を置かない」と強調している。

1912年に開業した久留里線のうち、この区間の距離は9・6キロで、全体の3分の1ほどを占める。2021年度の営業費用は2億8100万円だったのに対し、収入は100万円にとどまった。1日あたりの平均利用者数は55人で、30年ほど前から9割減少している。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230512-OYT1T50144/