路線バスを運行している一畑バスは運転手不足のため、14日から松江市内と雲南市内の5つの路線で運行する本数を減らしました。

一畑バスによりますと、減便されたのは松江市内と雲南市内を走る八雲線、玉造線、万原線、恵曇線、大東線の5つの路線で、朝と夕方を中心に平日は5つの路線であわせて20便が、休日は16便がそれぞれ減便されました。
一畑バスは4年前の7月末時点では120人ほどの運転手がいましたが、コロナ禍での利用客減少に伴って希望退職を募るなどした結果、7月末の時点では97人になりました。
新型コロナの影響が少なくなる中、会社ではバスを運転できる免許の取得費用を負担したり、高校生の採用を強化したりするなどして運転手を確保しようとする一方、最近は運転手の休日出勤や高速バスの減便などでやりくりしていたものの追いつかず、減便に踏み切らざるを得なくなりました。
松江市内の40代の女性は「減便は仕方ないと思いますが、バスには公共性もあるので何らかの形で対策ができるといいと思います」と話していました。
一畑バスの井上和広 乗合部長は「通勤・通学の時間帯での減便もあるのでご不便をおかけしますが、何卒ご理解いただきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20230814/4030016877.html