専業主婦ならぬ「専業子ども」 実家に「就職」する中国の若者

中国では新たな社会現象として、「全職児女」という存在が注目を集めている。
中国語の「全職児女」を文字通り訳すと、「専業主婦」ならぬ「専業子ども」といったところだろうか。
一体何が起きているのか。

 68歳の張(Zhang)さん夫婦には今年40歳になる息子がいる。
張さんは6年前に重い病気にかかってしまい、当時、上海市で会社勤めをしていた息子が断続的に休暇を取りながら2か月近く世話をしてくれた。
張さんの回復後、通常勤務に戻った息子だったが、ほどなくして会社を辞めてしまった。
張さんは、仕事のストレスと上海の高い生活費に苦しむ息子の姿を見ていたため、息子のしたいようにさせたという。

 最初の頃は仕事探しをしていた息子だったが、結局は「専業子ども」になることを選んだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/916593260306461fefdc2316a19be0550131e098