歯はエナメル質・象牙質・セメント質からできており、歯茎から露出している歯冠部を覆っているエナメル質は人間の身体組織の中で最も硬い組織の1つです。しかし、このエナメル質は口の中に住み着いているミュータンス菌が糖質を分解して生み出す酸によって簡単に溶かされ、虫歯になってしまいます。従来の虫歯治療は虫歯に冒された部分を削って詰め物で補うしかありませんでしたが、ワシントン大学の研究チームが幹細胞からエナメル質を作り出すことに成功したと報告しており、再生医療による新たな虫歯治療法の確立が期待されます。

https://gigazine.net/news/20230817-teeth-enamel-regeneration-by-organoids/