プリゴジン氏墜落の映像か 露報道
8/24(木) 13:22
ロシア当局は23日、ロシアの首都モスクワの北方で同日夕に墜落したプライベートジェット機の
搭乗者リストにロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が記載されていたと発表した。ロシアのタス通信が報じた。
ロシア当局によると、墜落した飛行機の搭乗者リストに民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の名前があった。
同氏が率いた反乱がロシアを危機に陥れてから約2カ月。これはロシアの報道機関が、墜落の瞬間として伝えた未検証の映像だ。
ロイターは衛星写真などから撮影場所を確認した。だがプリゴジン氏がこの航空機に搭乗していたのかは確認できなかった。
ロシア当局によると、墜落事故は23日モスクワの北で夕方発生。生存者はいなかった。
モスクワからサンクトペテルブルグに向かっていた事故機には10人が搭乗しており、うち3人は乗務員だった。
国営メディアは8人の遺体が墜落現場で発見され、捜索救助活動が行われていると伝えている。
航空機を追跡するフライトレーダー24によると、事故機は北西に向かい、午後6時過ぎに突然消息を絶った。
昨年のウクライナ侵攻後、プリゴジン氏(62)は台頭した。ワグネルは、ウクライナ戦争で最も長く激しい戦いとなったバフムトの戦いで主導的な役割を果たした。
今年6月、ロシア軍幹部に対する反乱を主導した。プーチン大統領は、この反乱は国を内戦に陥れかねないと述べた。
反乱を終結させる条件として、プリゴジン氏は隣国ベラルーシに出国することになっていた。
バイデン米大統領は、このニュースを聞いても驚かなかったと述べた。「ロシアで起きることで、プーチン氏が関与していないことはあまりないようだ」
ロシア国防省やクレムリンからのコメントはない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dec3f2757f8b498598c798bd7cb9eb27800f5c51