https://news.yahoo.co.jp/articles/23303f2db410a9c5327a2ad3d01b14ff692a6e3b

便利な冷凍食品ですが、冷凍庫内で袋がパンパンに膨らんでいたことはありませんか? 
その理由をコープこうべ商品検査センターの担当者に聞きました。

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――冷凍食品は便利ということに加え、最近のものは昔に比べかなりおいしくなったため頻繁に使います。
ですが「冷凍庫を開けたら、冷凍食品の袋がパンパンに膨らんでいた!」という経験があります。なぜなのでしょうか? 
開封しても中身に異常はなさそうだったので「気圧の変化かな?」と、これまではやり過ごしてきました。


【コープこうべ商品検査センターの担当者(以下、担当者)】
冷凍保存していたにもかかわらず、袋がパンパンに膨らんだのは冷凍食品の温度が上がったことにあります。
冷凍食品内の氷が液体という状態を経ず、そのまま水蒸気(気体)になることで、水分の体積が増えて冷凍食品の袋を膨張させたのです。
これを「昇華現象」といいます。昇華現象が起きる原因としては、冷凍庫の開け閉めによって庫内の温度が上がり、冷凍食品の温度も上がってしまったためと考えられます。

――昇華現象を起こした冷凍商品は食べても大丈夫ですか?

【担当者】
昇華現象が起きている場合なら食べても大丈夫です。
ですが、冷凍食品が溶けて腐敗したことでガスが発生し袋が膨らむこともあります。
冷凍食品の袋を開けて、腐敗臭がする場合は食べないでください。

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