結局のところEVは、地球温暖化と大気汚染の原因となるガスを排出しないため、ガソリン車よりもはるかに地球に優しいのだ。さらに魅力的なことに、EVはシンプルに運転するのが楽しい。ほとんどのモデルは、平均的なガソリン車よりも速くて静かだからである。

ところが、話はこれで終わらない。実はEVは、テールパイプから排気ガスを排出しない代わりに、別のものを排出している。すべての自動車がそうであるように、EVのタイヤは常に舗装道路と擦れ合い微粒子を放出している。この微粒子が空気中を浮遊し、水路に流れ込み、人の健康や野生動物たちに危害を与えているのだ。

EVの新モデルはより重く、より速くなっており、より多くの微粒子を発生させるため、危険性はさらに深刻である。つまり、EVにはタイヤ公害の問題があり、米国が電気自動車を大量に導入し始めたのにつれて、その問題が悪化しているということだ。

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