ナマコ急落「死活問題」

 北海道南西部、檜山地方のナマコは突起が大きく肉厚で、近年は特に中国で人気が高い。しかし、ひやま漁協(乙部町)でも水揚げが本格化した5月の取引価格は1キロ当たり1万円前後と例年以上の高値だったが、6月中旬から同5000円台に急落した。

 同漁協のナマコ漁は6月末で終わったものの漁協担当者は「一気に半値になり騒ぎになった。処理水の影響とはっきりすれば東電は賠償してほしい。ナマコはほぼ中国相手なので(中国政府や市場が)受け入れなくなればアウトだ」と困惑する。

https://mainichi.jp/articles/20230714/ddm/012/040/051000c