佐渡市の企業が稚ナマコの養殖にこぎつけ、14日漁業関係者を対象とした施設の見学会が行われました。

ナマコは「黒いダイヤ」とも呼ばれ、乾燥させたナマコは中国料理の食材として珍重されています。

佐渡市ではことし5月から民間企業がナマコの卵を人工的にふ化させる事業に取り組み、中国の技術者と連携してこのほど養殖にこぎつけたということです。
14日は施設の見学会が行われ、漁業関係者からは「今まで北海道から稚ナマコを運んでいたが輸送コストなどが問題だった」と、地元での養殖に期待の声が聞かれました。
会社側の説明によりますと、水質管理などを徹底して安定的な養殖を図り、来年には国内最大規模となる1500万匹ほどの養殖を見込んでいるということです。
須藤由彦社長は「十分立派なナマコを安くたくさん食べられるよう努力するのでナマコを食べにぜひ佐渡に来てほしい」と話していました。
養殖された稚ナマコは来年2月に市内の各漁協などを通して30万匹ほどが放流され、その後、生育調査が行われるということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20221215/1030023478.html
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