名古屋市営地下鉄の桜通線のホームから、時刻表が31日までに撤去された。他の鉄道会社の一部にも撤去の動きがあるが、同地下鉄では初の取り組み。
時刻表があった場所には、代わりに時刻をウェブで確認できるQRコードが掲示されている。

撤去理由について市交通局は「経費削減」と説明する。時刻表はダイヤ改正の度に変更のために数百万円の費用がかかり、ホームの電光掲示板で次に来る列車の時刻は確認できるという。
担当者は「時刻表を見る人が少なくなり、スマートフォンで検索する人が多い。時代の流れ」とも話した。

桜通線では9月16日のダイヤ改正を前に、8月17日から順次撤去してきた。代わりに掲示したQRコードは、時刻表だけでなく、目的地までの経路などを案内する「なごや乗換ナビ」のサイトにもつながる。

https://mainichi.jp/articles/20230831/k00/00m/040/107000c
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