ノーベル財団は2日、スウェーデンの首都ストックホルムでノーベル賞受賞者らを招いて12月10日に開かれる授賞式と晩さん会について、ウクライナを侵攻しているロシアと同盟国ベラルーシの大使は昨年に続き呼ばないと表明した。財団は8月31日、「全ての大使を呼ぶ」と発表したが、世論の反発を受けて撤回した。

 財団は「われわれはノーベル賞が表す価値やメッセージをできる限り広く伝えることが重要で正しいと考え、全ての大使を招くことを決めた」と当初の意図を説明。その上で「スウェーデンではこのメッセージに影を投げ掛ける強い反響があった」と指摘した。

 昨年は侵攻を理由に、ロシアとベラルーシの大使は招かれなかった。ほかに、核開発が問題となっているイランの大使も除外された。 

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