https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990913/ps2.htm

「プレイステーション2」DVD−Videoも再生できて39,800円

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、次世代コンシューマゲーム機として話題を集めていた次世代プレイステーションの詳細を発表した。
名称は従来機の名称を引き継ぎ「プレイステーション2(SCPH−10000)」となった。価格は39,800円で2000年(平成12年)3月4日に発売される。
プレイステーション2では、現在販売中のすべてのプレイステーション用ゲームを遊ぶことができるが、3月以降も現行プレイステーションは併売され、これからもサポートを継続するとしている。

CPUは3月に発表されたとおり、128bitでクロック周波数が294.912MHzのEmotion Engine。グラフィックスは“Graphics Synthesizer”を採用。メインメモリはDirect RDRAMを32MB搭載している。ディスクドライブは4倍速DVD−ROMドライブ(24倍速CD−ROM相当)で、プレイステーション、プレイステーション2対応ディスク、音楽CD、およびDVD−Videoの再生も可能となった。ディスクの開閉はトレイ方式を採用している。
本体にはDOLBY DIGITAL、dts、DVD−Videoのロゴが印刷されており、それらのデコードが可能なことがわかる。

インターフェイスはコントローラポート×2、メモリーカードスロット×2、AVマルチ出力×1、光デジタル出力×1、USBポート×2、IEEE−1394(i.Link)×1、PCカードスロットType3×1となっている。
本体の大きさは301×178×78mm(幅×奥行き×高さ)だが、これは水平に置いた場合で、縦に置くことも可能。重さは2.1kgと、従来機に比べて大型化している。
本体は縦置きも可能 本体背面にはType3のPCカードスロットを備える
また同時に周辺機器も発表された。1つはぶるぶる震えるデュアルショック機能を搭載した「アナログコントローラ デュアルショック2」で、形状は従来の物を踏襲した形となっている。ただし、スタート、セレクト以外のすべての入力がアナログに強化されている。
もう1つは「メモリーカード」で容量は8MB。メモリースティックでも使用されている認証、暗号化技術の「MagicGate」を採用しており、リリースでは「ネットワーク時代に対応したデータのセキュリティを強化した」としている。
両方とも本体に同梱されるが単品でも発売され、デュアルショック2が3,500円、メモリーカードが3,500円となる。

9月13日付でライセンシー各社も発表されたが、国内ですでに89社、海外でも北米46社、欧州27社と覚え書きを締結しているという。このほかにも海外メーカー45社とツール・ミドルウェア向けのライセンシー契約を結んでいる。

また同時に、プレイステーション2を使ったビット配信(e−Distribution)ビジネスを2001年に開始すると発表した。リリースでは「将来大きな可能性が期待されている広域帯ネットワークを利用したユーザーへのビットコンテンツの直接配信を新たなメディアとして加える」としており
広域ネットワークとしてはCATV網を活用しイーサネットで接続するとしている。PCカードインターフェイスを使ったネットワーク接続アダプタを開発、2001年にサーバーの運用を開始するとしている。
サービス内容としてはプレイステーション、プレイステーション2対応ゲームの他、“ビット流通可能なコンテンツ”も積極的に推進していくという。

13日、都内のホテルでは記者向けに発表会が行なわれ、本体モックアップ、制作ツール、開発中のソフトウェアなどが発表、展示された。
展示されたゲームはすべて開発ツール上で動いていたが、すでにプレイできるものも数多く展示されていた。会場では海外からの記者も数多く見られ、世界的に興味の高い製品であることが改めて証明された。
開発中ソフトの中では「グランツーリスモ2000」が印象的だった。熱いコースの中を疾走する車が陽炎の中に揺らめく姿などは、
実写と見まがうばかり。砂埃が今にも降りかかるかのようなリアリティはさすが次世代機とうなる出来だった。また、ナムコの「鉄拳TAG TOURNAMENT(仮)」は試しに遊ぶこともでき、開発がそれなりに進んでいるようだった。