砂漠の祭典「バーニングマン」、参加者が豪雨で立ち往生 米ネバダ州(1/2) - CNN.co.jp
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(CNN) 米ネバダ州のブラックロック砂漠で開催されている恒例の大規模野外イベント「バーニングマン」が豪雨に見舞われ、数万人の参加者が立ち往生している。
主催者は参加者らに、食料や水、燃料を節約してその場に待機するよう指示を出した。
イベントは先月28日から今月5日までの予定で開催され、7万人以上が参加。立ち往生している正確な人数は明らかでない。

国立気象局(NWS)のデータによると、会場周辺では1日午前から2日午前にかけて、平年の2〜3カ月分に相当する約20ミリの雨が降った。砂漠では少量の雨でも洪水になることがある。
参加者らは足首まで埋まる泥に囲まれ、会場へ通じる道は緊急車両以外の車が通行止めになった。ゲートや空港は閉鎖されたままだ。
参加者がCNNとの電話インタビューで語ったところによると、砂漠の砂が粘土状になり、水たまりと泥が一面に広がっている。人々は靴にごみ袋をかぶせたり、裸足になったりして歩いている。トラックの荷台や車内にも泥がたまり、自転車も泥にはまって進めない。

NWSによると、2日夜には再びにわか雨や雷雨が発生し、3日いっぱい続く見通し。夜間の最低気温は10度を下回ると予想される。
会場の東方に当たる州北東部に洪水注意報が出ている。3日にかけての総雨量が70〜80ミリに達する恐れもあるという。
バーニングマンは1986年に始まった毎年恒例のイベント。砂漠の中に街が出現してさまざまなアート作品が制作され、フィナーレで巨大な木の人形を燃やす光景が知られている。