<解説>「機動戦士ガンダムSEED」MSデザインの魅力  大河原邦男の伝統と進化
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9350263a25745fcad23f82375effa7a55f57991


ガンダムSEEDの総集編が映画館でやってるから見てきた
それでなんとなくモヤモヤしてたSEEDへの疑問がスッキリ解けた
今になってみるとハッキリわかる
これは「女の物語」だ
当時からわかってる人はわかってたんだろうが
実質的な主人公はキラではなくラクス
ラクスをはじめフレイ、カガリといった女性キャラクターが物語を動かしている
というかこの女たちが動いたときしかストーリーが進まない
男たちは基本的に女を取り合って動いており、それ以外は常に引き分けているか、絵面を盛り上げるためにモブとして死ぬのみ
キラが軍属になろうとやる気を出したのも小さな女の子に感謝されたからだった
ラクスはおとぼけ天然お姫様キャラのようでいながら実は全てを見透かしており、「お姫様だけど賢い完璧なワタシ」として存在してる
そんなラクスの正しさ、美しさを証明するために悪役としてフレイがいて
フレイは物語上の都合で肉親を失い、醜くわめき立て、悪事を働き、そして死ぬ
また、キラの強さには「コーディネーターだから」以上の理由がないが、
物語上の役目が姫の騎士なので姫様を守るときに無敵になるというだけだった
以前は精神的な成長イベントがないなと不思議に思ってたけど、それも当然のことだったんだ
それに当時、SEEDの後半のストーリーが正直意味わからんというか、どっちに向かってるかわからなかったけど今ならわかる
単にラクスを完璧で賢く強いお姫様という存在にするためにこの物語はあったんだ
全ての要素がそのためにあり、その方向に向かっていた
それがわかってすっきりした