運転士不足の影響で10月から大幅な減便を余儀なくされた福井鉄道を巡って、県や沿線自治体の担当者が31日、今後の支援の方向性について協議した。(8月31日)


Uターン・Iターンの支援制度や人手不足の業界が活用できる就職支援金制度など、まずは今ある枠組みを活用することが確認された。

福井鉄道の沢﨑幸夫専務は「労働環境が厳しい状態で運転を続けている。提案いただいたことについて、着実に関係者と相談しながら進めていきたい」と述べた。

福井鉄道は運転士不足の影響で、10月14日から運行本数をおよそ2割削減することになっていて、地域住民の足としてはもちろん、新幹線開業後の二次交通として利便性の低下が懸念されている。

県の9月補正予算案では、就職説明会の開催や運転士の負担軽減のための支援システムの導入に、およそ600万円が盛り込まれていて、運転士確保に向けた取り組みは待ったなしとなっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1791c62b5dd027b6d853794cc20b0276e870e1f