睡眠への意識が高まりつつあるとはいえ、日本人の睡眠時間の短さは世界一。その原因は、ついがんばりすぎてしまう真面目な国民性が関係しているそう。「睡眠ベタ」な日本人の実態について、『最高の睡眠』の著者で医学博士の西野精治先生に教えてもらいました!

西野先生
具体的な睡眠時間は調査方法によって異なりますが、日本人はどの調査でも世界でいちばん睡眠時間が短い。韓国も非常に短いですが、勤勉な人が多いとされるアジア人の気質も関係していると思います。とくに日本は高度成長期に、睡眠時間を削って働いたり勉強したりすることが美徳だと考えられていた。そんな文化社会的なことも関わっています。若い人たちの感覚は変わってきていますが、会社の上司や親は、高度成長時代の影響を受けている世代。ロングアワーワーキングで、“削るもの=睡眠”という背景があったことは間違いないですね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4f324029e88cc588cd6551231f31ab6900955a