東京電力福島第1原発の処理水海洋放出で漁業権が侵害されるなどとして、福島県内の漁業関係者ら約150人が8日、国と東電を相手取り、放出差し止めを求める訴訟を福島地裁に起こした。

処理水放出を巡る集団提訴は初めて。

訴えたのは、岩手、宮城、福島、茨城、千葉、東京、新潟各都県の住民や漁業関係者。

訴状などによると、処理水の放出は漁業権を侵害するほか、市民が平穏に生活する権利を脅かすと主張。
放出を認めた国の決定は違法だとし、原子力規制委員会が行った放出計画の変更認可と設備の使用前検査の合格を取り消すとともに、東電には放出中止を求めている。 

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