【Match Report】U-15日本代表 EAFF U15 男子選手権 2023 U-15中国代表にPK戦の末に敗れ、準優勝で大会を終える

準決勝でU-15韓国代表に勝利したU-15日本代表は、U-15中国代表との決勝戦に臨みました。決勝の舞台となったQingdao Youth Stadiumは最大収容人数5万人で、元々中国で開催されるはずのアジアカップ2023の会場としても使用する予定だったとても立派なスタジアムです。

グループステージから会場も変わり、開催国の中国との決勝戦ということもあり、これまでの試合の雰囲気とは大きく異なる中での試合となりました。

前半開始早々、GKへのバックパスが短くなり、相手FWに拾われますが、松浦迅ビエラ(浜松開誠館中)がここは防ぎます。3分、相手のビルドアップをパスカットしたところから、左サイドを駆け上がった渡邉春来(東京ヴェルディジュニアユース)がクロスをあげ、ゴール前の信重亮二朗(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)がヘディングシュートをするも、惜しくも枠外に外れます。

23分、相手のハンドで得たペナルティエリア横からのフリーキックを大谷新(坂井フェニックス丸岡JY)がニアサイドのGK前に蹴り込むも、飛び込んだ渡邉春来にはあと僅かのところで合いません。

26分、左サイドの崩しからペナルティエリア手前で信重亮二朗が受けて、シュートするも相手GKに阻まれます。35分には右サイドの原湊士(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)とのワン・ツーで佐々木瑛汰(北海道コンサドーレ札幌U-15)がペナルティエリアに侵入し、シュートを放つも枠を外れます。42分、敵陣コーナー付近でのスローインから信重亮二朗がシュートに持ち込むも相手GKのナイスセービングで得点とはなりません。前半は両者一歩も譲らず、後半を迎えることとなります。

後半は日本のパスミスなどが目立ち、そこからショートカウンターで攻め込まれる時間がありましたが、最後の部分でDF陣が集中した守備を保ち、得点を許しません。66分、中国に一瞬の隙を突かれ、裏へと抜け出され、ゴール前へのクロスにヘディングで合わせられてしまいますが、ボールは枠外に飛び、なんとかピンチを免れます。

81分、背後へのロングボールに対応しきれず、相手に裏を取られシュートを打たれますが、松浦迅ビエラが好反応でゴールを防ぎます。その後も押し込まれる時間帯が続きますが、なんとかピンチを凌ぎます。

そのまま90分で決着がつかず、勝負の行方はPK戦で争うことに。

<PK戦>
中国 ×◯◯◯◯
日本 ×◯◯×/

あと僅かのところで優勝を逃し、今大会を準優勝という結果で幕を閉じました。



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