https://www.chunichi.co.jp/article/767219

ふすまの裏やお堀にも…?名古屋城に忍者の痕跡 国際学会で三重大教授が解説

国内外の学者らが研究成果を発表した「国際忍者学会」の第6回大会が、愛知県内で10日まで2日間にわたり開かれた。忍者研究の第一人者で、三重大人文学部の山田雄司教授(56)ら学会関係者は10日、名古屋市の名古屋城を訪れ、忍者が残した足跡を探った。 
 参加者らは城内に復元された本丸御殿を見学した。御殿内には藩主が家臣らと対面した「上段之間」があり、ふすまの一種「帳台構え」が再現されていた。
 これについて、山田教授は「ふすまの裏には忍者が控え、藩主の危険に備えていたと考えられる」と説明し、豪華な室内装飾に隠された機能を指摘した。
 山田教授によると、江戸時代以後の忍者の役割は