名代富士そば」の雲行きが怪しい。
24時間営業が多い富士そばは、メニューの安さや提供スピードの早さから、老若男女問わず多くの人が訪れるチェーン店だ。
忙しいときでも手短にそばを食べられることが魅力だった富士そばが失速した要因とは。

コロナ禍以降、消費者の間では飲食店で本当に食べるべきものは何かについて、改めて考え直す機運が高まりました。
そうした動きを顧みると、富士そばで食べる一杯あたりの金額を考えたとき、ほかの飲食店でお金を使ったほうが満足できる、という視点が広がったのだと考えられます。

また、例えば丸亀製麺は商品開発力も優秀。
SNSでバズりをみせたことも記憶に新しい『丸亀シェイクうどん』のヒットは、丸亀の企画力、開発力の高さを物語る出来事でしょう。丸亀製麺は、うどんの持つポテンシャルを最大限に活かし、新しい食べ方を提案したことにより、ファン層を大きく広げることができたと評価できます。

現状、富士そばの客は、富士そばでごはんを食べたいのではなく、『富士そばが駅近くにあって便利だから食べている』という人が大半を占めています。ですから今後は、富士そばの味を愛してもらえるようなメニュー開発、抜本的なイメージ改革を進めていかないと、今後の業績アップは難しいでしょう。

以上、ビジネスジャーナルから紹介しました。https://ima.goo.ne.jp/life/92364