日本大百科全書(ニッポニカ) 「国教」の意味・わかりやすい解説
国教
こっきょう
state religion
国教とは、国家がその制度のなかに定立する宗派ないしは教会であって、一般に全国民を同一の教会組織の支配のもとに置き、その教えの遵奉を国民の義務とする。宗教的帰属と国民的資格要件が同一視されている点では、古代の祭政一致と似ているが、国教は、政治組織と宗教組織の分化を前提としているのであって、合致宗教集団を基盤とする古代あるいは未開社会の宗教と政治の一致とは異なる。

国教(こっきょう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
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