USBケーブルは、その外観からは仕様が判別できないのが厄介だ。

 具体的には、充電専用か、あるいはデータ転送にも対応するかという違いに加えて、どれだけの電力を供給できるのか、また転送速度はUSB 2.0止まりなのか、それともUSB 3.x(3.0/3.1/3.2)やUSB4などの高速伝送に対応するのかといった違いがある。さらにUSB Type-Cケーブルは、DisplayPort Alt Mode(DP Alt Mode)対応で映像信号の出力に使えるのか否かといった違いまである。

電力供給 2.5W、4.5W、7.5W、15W、60W、100W、240Wなど
データ転送 USB 2.0(480Mbps)、USB 3.0(5Gbps)、USB 3.2(20Gbps)など
映像信号伝送 DP Alt Mode対応/非対応

 これらの機能は相互に関連していないので、たとえば「USB 2.0対応」のUSBケーブルがあったとしても、それはあくまでデータ転送の速度について述べているだけで、どれだけの電力を供給できるかは分からない。またUSB Type-Cケーブルで「100Wの充電に対応」とされていても、映像信号の伝送ができるかどうかは不明だ。

 また「Micro USB」や「USB Type-C」といったUSBのコネクタは、単に物理的な形状だけを指しているので、それによって属性が決まることはない。DP Alt Modeによる映像信号の出力のように、両端USB Type-Cのケーブルでのみ使える機能は存在するが、だからといって「両端がUSB Type-Cだから映像信号を伝送できる」という見分け方はできない。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1531270.html

これの何処が褒められる規格なんだっつーの