ロシアの新しい歴史教科書は陰謀論がてんこ盛り...ウクライナに関する嘘が満載──その驚愕の内容とは?

<残虐の歴史を葬った教科書にのぞくプーチンの世界観>

ロシア(とロシアの不当な占領下にあるウクライナの一部地域)でも去る9月1日に新学期が始まり、高校1年生と2年生に新しい何冊かの教科書が配られた。

なかでも注目すべきは高2の『ロシア史』だ。ウクライナにおける、いわゆる「特別軍事作戦」を正当化するため、クレムリン(ロシア大統領府)の命を受けて、慌てて書き上げたものに違いない。クレムリンは長年にわたり、ロシアとその前身であるソ連の過去を書き換え、史実を隠して愛国心を刷り込もうと努めてきた。その最新版がこの『ロシア史』だと言える。

1945年から今日までを扱う現代史の教科書だが、その意図するところはただ一つ。2022年2月24日に始まった対ウクライナ戦に関するクレムリン流の解釈を次の世代に刷り込むことにある。


残虐なウクライナ戦を美化する最終章に注目が集まるのは当然として、全体として見ても現政権のウクライナに対する執着が際立っている。

400ページを超す分厚い本だが、ウクライナに対する言及はずば抜けて多い。ウクライナはロシア史の核心にあるという見解を押し出し、ウクライナの独立やヨーロッパとの結託は「論外」で、「文明の終焉」につながるとされる。

<陰謀論がてんこ盛り>....

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