ワシントン・ポスト紙コラムニストのマックス・ブートが8月28日付けの論説‘The myth of Russian ‘red lines’ is keeping Biden from doing more for Ukraine’で、バイデン政権はロシアのレッドラインを恐れるあまり、
ウクライナのために十分なことをやっていない、と批判している。要旨は次の通り。

 最近、ウクライナはモスクワなどをドローンで攻撃したが、クレムリンの反応は怒りの表明だけだった。
戦争開始当初、西側、特にホワイトハウスはロシア内部への攻撃はプーチンが核使用さえを含む劇的なエスカレーションをすることにつながる「レッドライン」超えになると深刻に心配していた。
しかし、最近の経験は、そうではないことを示している。

 しかし、バイデン大統領はまだプーチンの挑発を心配しているようだ。政権のウクライナへのF16提供への躊躇、長射程のATACMS(Army Tactical Missile System)の提供やロシアによる黒海封鎖への挑戦の取りやめは、それ以外にどう説明できるのか。
この3事例すべてでバイデン政権は紛争を長引かせ、キーウの成功のチャンスを掘り崩している。


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