米・ウクライナ、結束再確認 首脳会談「民主主義守る」

【ワシントン共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、米ワシントンのホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領と会談した。ロシアに対する反転攻勢の最新状況を共有。米議会で野党共和党の一部から巨額の軍事支援に疑問の声が上がっており、両首脳は長期的な支援継続に向けて結束を改めて確認する。

ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復するか? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身
 両首脳の対面会談は7月以来。ゼレンスキー氏は会談冒頭「世界の自由と民主主義を守るために連携を強化する」と述べた。バイデン氏は「ウクライナの主権と領土の一体性を尊重した公正で恒久的な和平を支持する」と強調した。

 バイデン氏は会談に合わせて追加軍事支援を発表する。ウクライナが求めていた長射程の地対地ミサイル「ATACMS」の供与は見送る。

 ゼレンスキー氏は会談に先立ち米連邦議会を訪れ、上院議員や下院指導部と非公開の会合に臨んだ。国防総省ではオースティン長官と面会し「領土奪還には、支援国が適切な時期に武器と弾薬を供給することが重要だ」と訴えた。米中枢同時テロの現場で献花もした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/28feb47080ac16bcbc6065c9ad366d6ba5f29c6b