中国の名門大学、英語を卒業条件とせず ネットで称賛の声
2023.09.22 Fri posted at 14:47 JST

(略)
中国では全国統一試験の「大学英語考試」が1987年から実施されており、ほとんどの大学が卒業の必須条件としている。
ただ、同試験が政府の公式な政策とされたことはなかった。

ここ数年は、統一試験の代わりに独自の試験を実施したり、西安交通大学のように英語試験合格を卒業の条件とすることを一切やめたりするなど、英語を重視しない大学も出始めている。

600万のフォロワーをもつ愛国主義インフルエンザ―は西安交通大学の発表を受け、「英語は大切だが、中国の発展に伴い、英語はそれほど大切ではなくなった」とコメント。「今度は外国人が中国語を学ぶ番だ」とした。

一方、リベラル系のユーザーは、英語の地位低下を中国の内向き姿勢や思想統制強化の表れと受け止めている。
ウェイボーには「私たちは文化的な自信を持つべきだが、それは文化的な傲慢や視野の狭さ、偏狭さとは違う」「世界を理解するためには英語が必要だ。
それは事実であり、愛国主義の旗印で覆い隠すことはできない」などのコメントが書き込まれている。

https://www.cnn.co.jp/world/35209420.html