【速報】通潤橋が国宝に 熊本・山都町

 文部科学省は25日、熊本県山都町の石造水路橋「通潤橋」を国宝に指定し、官報に告示した。橋など土木構造物としての国宝指定は全国初で、県内の建造物では青井阿蘇神社(人吉市、2008年)以来2件目。国の文化審議会が6月、指定を答申していた。

 通潤橋は江戸時代末期の1854(嘉永7)年、水源に乏しい白糸台地に農業用水を送るため、惣庄屋・布田保之助の指揮で建設された。橋長約78メートル、幅約6・6メートル、高さ約21メートルで、近世の石造アーチ橋としては国内最大級とされる。
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