創業者のジャニー喜多川氏の性加害を巡りジャニーズ事務所が2日に開いた記者会見で特定の記者を指名しないようにする「NGリスト」が存在していた問題で、会見の運営を受託した「FTIコンサルティング」の担当者は5日、リストを作成したと認め、「拙いものを作ってしまい、本当に申し訳ない」と謝罪した。同事務所は「作成に関与していない」としているが、FTIの担当者は会見の進め方について同事務所と調整していたことを明らかにした。

担当者によると、会見前の協議の中で、長時間にわたり自説を述べたり、セカンドレイプ(二次被害)と受け止められかねない質問をしたりする記者がいることへの懸念を同事務所と共有。その上で、「人権に配慮した進行をすべきだという方針を確認した」と釈明した。
この方針を基に、FTIは「NGリスト」に加え、「指名候補記者リスト」も作成していたという。担当者は「意識が低かったことを痛切に感じている。弁解の余地はない」と語った。

会見当日、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也さんにリストが渡っていたことも認めた。指名されない記者が異議を唱える場面もあったが、松本さんは「フェアです」「茶番ではないです」などと発言していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c7345421209eed607bd003fef6d39225398310f5

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