「盗用です」 身に覚えのないDMと戦う「セーラームーン」監督

「私の作品が盗用されています。深い傷を心に負いました」――。
有名アニメ監督の元に、SNS(ネット交流サービス)を通じて心当たりのない「抗議」が寄せられた。

相手は見ず知らずの女性で、仕事仲間にも同様のメッセージが届き、事態は関係するイベントの中止にまで発展した。

監督は女性に賠償を求める訴訟を起こし、法廷に立った。

送り主は、声優でイラストレーターを名乗る女性。幾原さんとバンドを組んだアニメ関係者が、
幾原さんのアニメに登場するキャラクターのイラストをツイッターに投稿したところ、
女性から「自分の絵のトレース(なぞり書き)で、著作権の侵害に当たる」と指摘された。

幾原さんはイラストと、女性が送ってきた絵と見比べた上で、「全く一致していない」と取り合わなかった。
ただ、沈黙は女性の行動をどんどんエスカレートさせたという。
https://mainichi.jp/articles/20231013/k00/00m/040/108000c