神戸市教育委員会は4日、市立小学校の男性教諭(41)が女子児童の尻に触れる行為を複数回行ったとして停職6か月の懲戒処分にしたと発表しました。学校内では、ほかにも5人の児童が、男性教諭から尻や胸を触られたと話しているということです。

神戸市教育委員会によりますと、垂水区にある市立小学校の男性教諭(41)は去年、担任をしていた5年生の女子児童の尻を触る行為を複数回行ったということです。今年7月に学校で行われたいじめに関するアンケートで、女子児童が被害について記入したことで行為が発覚しました。男性教諭は女子児童の尻に触れたことは認めたものの「故意ではなかった」と話しているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e797c7f8b9bc088d2f660d12c167e62cefd7e86d

男性教諭をめぐっては、自身の膝の上に複数の児童が座っていたり、児童と手をつないでいたりする状況を他の教諭が目撃していて、男性教諭は管理職から「距離感が間違っている」などと、複数回注意を受けていたということです。

また、学校や教育委員会の調査では、被害を申告した児童以外にも尻や胸を触られた女子児童が5人いたということです。

こうしたことを総合的に判断し、市教委は男性教諭を4日付で停職6か月の懲戒処分にしたということです。男性教諭は「自身の意識の低さから児童との不要な接触や距離感の取り方がうまくできず、結果、成長過程にある大切な時期にある児童の心に大きな傷をつけ、また学校に関係する人に多大な迷惑をかけ、信用を損なうことになってしまい反省している」と話しているということです。

神戸市教育委員会は「綱紀粛正及び服務規律の徹底を図るとともに、不祥事の根絶に向け全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。