職場で「来客対応」や「お茶出し」「お菓子配り」などの庶務をやっているのは女性――。北陸3県(富山、石川、福井)の企業でフルタイムで働く女性の75%がそう答えた。その比率は、首都圏の企業に進んだ地元出身の働く女性に比べ、2倍強になっている。
北陸経済連合会が、8~9月に「女性の就業意識に関する実態調査」として調査。対象は北陸3県出身でフルタイムで働く、北陸在住の女性(北陸女性)や首都圏在住の女性(首都圏女性)、北陸在住の男性(北陸男性)と、3県出身で、北陸の大学などに通う女性(北陸学生女性)、首都圏の大学などに通う女性(首都圏学生女性)、そして首都圏でフルタイム勤務の男性(首都圏男性)の計2722人から回答を得た。
「お茶出し」などの庶務をしているのは誰かという問いで、「主に女性」と回答した北陸女性は75・2%だった。首都圏女性は36・7%で、「男女両方」という回答は30・8%。首都圏男性も「主に女性」は24・5%だったのに対し、北陸男性は50・1%あった。