ダイハツ工業の不正の調査を行った第三者委員会は20日、不正の真因について「自分や自工程さえよければよく、他人がどうであってもかまわない」という自己中心的な風潮が開発部門にあり、それが全社的な社風として深く根付いている可能性があると指摘した。

会見した貝阿彌誠委員長は、対策を講じずに現場任せにした経営にこそ重大な責任があるとの認識を示しており、人命を乗せる自動車メーカーとしてダイハツは根本的な出直しを迫られる。経営トップを送り込んできた親会社のトヨタ自動車も重い課題を突き付けられた。

https://www.sankei.com/article/20231220-IG7HNCESBBNEFJLSVXKO73ATEQ/