なぜ公文書改竄や桜の会の時に本気出さなかったのか


高額還流に首相周辺「誰かが議員バッジを外すことになりかねない」…検察「本気の100人態勢」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231222-OYT1T50003/
東京地検特捜部の捜査は異例の規模で行われている。特捜部が全国各地からエース級の検事を応援に集め、100人規模の捜査態勢をとったのは今月上旬。かつて河井克行・元法相(60)や秋元司・元IR担当副大臣(52)ら政界事件を摘発した経験者も多く含まれ、ある捜査関係者は「検察の本気度が表れている」と話す。

 検事らは手分けして、連日、派閥幹部の秘書や高額の還流を受けた議員本人ら多くの関係者から事情を聞いている。聴取場所には検察の庁舎だけでなく、ホテルなども使われているが、聴取を受ける議員秘書同士がロビーで鉢合わせしたことさえある。

 検察は、安倍派が慣習として不記載を続け、派閥主導で裏金作りをしてきたとの見方を強めている。ただ、所属議員99人の大半が還流を受けていたとみられ、還流分の不記載が疑われる金額も数万~5000万円超と幅広い。実態解明には一定の時間がかかり、共謀関係の有無や不記載にした金額の多寡などを考慮して、刑事責任も慎重に見極める必要がある。