
恐怖のいけにえ
『近親相姦の果てに誕生した幼き大男が、館を訪れた美女たちを屠るインモラルホラー』
テレビレポーターのジェニファーは郷土色豊かな祭りを取材すべく、女性三人の撮影隊で小さな地方都市に遠征していた。
仕事は一段落したが、賑わう観光客で宿泊施設はどこも満室。
困った彼女らは、博物館主の親切な中年男アーネストの好意で閑静な森の邸宅を一夜の宿に提供される。
だが、その館にはおぞましい秘密が隠されていた……
田舎を訪れた美女三人組が宿泊先の屋敷で惨殺されてゆくという猟奇的なホラー。
背景に潜むムナクソ要素がヤバみな一本。
博物館の主人の親切によって宿泊先を得るも、その館の地下には謎の大男が潜んでいたというあらすじ。
ここに近親相関や虐待など、過去のインモラル要素が絡んできます。
とりわけ大男に関する設定が今では問題視されるレベルでやば過ぎる。
ハンプティダンプティ風味(?)なご主人の狂いっぷりも良い感じに効いてた。
こういった一昔前のホラーを観ていると自由と言えばいいのか、ちょっと行き過ぎた表現に驚かされる事は珍しくありません。
現在であれば倫理的あるいは道徳的な観点から問題視されてしまうような要素を多分に含んでいるからです。
これは昨今のティーンホラーなんかに慣れ親しんだ人だと、ぎょっとするのでは無いかなと。
ゴア描写は控えめです。
スプラッター的な娯楽路線からは離れて、じっとりと厭なトーンで惨劇を映します。
背景も相まって、なんとも言えないもの悲しい余韻が……😢
背徳行為が呼んだ惨劇を描いた古典的ながらも味わい深いホラーで、エンタメやティーンホラーの路線とは異なる刺激を求めている方にお勧め
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